国際的見地からすると口腔内における欠損歯数は減少していますが、こと日本に限っては、世界にまれにみる超高齢社会に向かっており、多数歯欠損あるいは無歯顎を有する患者がいまだに多いのが現状です。そのような患者に、インプラント治療を応用することは有用ではありますが、様々な理由により本数の制限やインプラント治療自体を応用できないことも多々あるかと思います。
一方、とくに最近若い歯科医師から、総義歯・部分床義歯が不得手だといった声が聞かれます。臨床経験が少ないため、致し方ないのかもしれません。事実、ベテラン歯科医師のアルジネート印象で作る総義歯が、若い歯科医師のシリコン印象で作る総義歯に優っていることもあり、そのことを如実に物語っているかもしれません。
そこには患者の生体を経験的に理解している歯科医師の姿があるのではないでしょうか。しかし、私たちに必要なものは、決して経験の有無ではなく、的確な診断方法や治療計画、そしてリハビリテーションの概念と機能的なデンチャーイメージを持つことです。
本コースでは、まず、正確な資料を採取、分析、診断を行うところから始まり、生理学的に調和のでき得る総義歯作製の習得、および欠損歯列の考え方と部分床義歯の設計、さらにはインプラントオーバーデンチャー・ボーンアンカードブリッジまでの広範囲な内容を講義と実習を通じてわかりやすくお伝えしたいと考えています。
そして、難易度の高い欠損症例に的確に対応できるようになっていただきたいと思っております。
5-D Japan デンチャーコース実習風景
5-D Japan デンチャーコース実習風景
回 数 | 7期 (土・日セット/隔月1回) 計10日間 〈延べ60時間〉 | |
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時 間 | 〈土曜〉12:00~18:00 〈日曜〉9:30~16:30 | |
研修会場 | 東京都内 | |
コース内容 7期 |
講義と実習 |
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受講料 |
コピーフラスコをお持ちの先生はご持参ください。 うち申込金100,000円 のお振込みをもちまして正式申し込みとさせていただきます。 |
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定員 | 25名 | |
講師 | 吉松繁人、奥野幾久、南昌宏、福西一浩 【特別講師】船登彰芳 |
開講日程は変更になることもございます。
第8期 | 2023年6月~2024年2月 ※東京開催(予定) |
若干名受付中 |
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第9期 | 2024年6月~2025年2月 ※福岡開催(予定) |
受付開始待ち |
第10期 | 2025年6月~2026年2月 ※東京開催(予定) |
受付開始待ち |
デンチャー・コース 第8期日程(予定) <東京開催> | ||
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1回 | 2023年6月 | 24日・25日 |
2回 | 2023年8月 | 26日・27日 |
3回 | 2023年10月 | 21日・22日 |
4回 | 2023年12月 | 9日・10日 |
5回 | 2024年2月 | 17日・18日 |
デンチャー・コース 第9期日程(予定) <福岡開催> | ||
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1回 | 2024年6月 | 22日・23日 |
2回 | 2024年8月 | 24日・25日 |
3回 | 2024年10月 | 26日・27日 |
4回 | 2024年12月 | 21日・22日 |
5回 | 2025年2月 | 15日・16日 |
デンチャー・コース 第10期日程(予定) <東京開催> | ||
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1回 | 2025年6月 | 21日・22日 |
2回 | 2025年8月 | 23日・24日 |
3回 | 2025年10月 | 25日・26日 |
4回 | 2025年12月 | 20日・21日 |
5回 | 2026年2月 | 21日・22日 |
5-D Consensusの確立のため、オールラウンドに歯科治療を学んでいただき、口腔内を包括的かつ適切に診査・診断し、質の高い歯科治療を実践できる歯科医師を育てます。